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Node.js学習記3 MongoDB

2021-01-31

はじめに

Node.jsの学習をさらに進めたので記録を残しておきたい。今回は新たにMongoDBの学習を始めた。データベースを扱った経験は以前Reactでタスク管理アプリを作った時にfirebaseとつなげた時ぐらいだ。今回もNode.jsで同じ物を作っているのだが、ユーザー体験からしてReactで作った方が快適じゃない?と思った。自分で同じ物をつくるならそうすると思う。

MongoDB

データベースは大別してSQLとNoSQL(Not Only SQL)があり、MongoDBはNoSQL系の中では一番人気のデータベースだ。 両者には以下の違いがある。

SQL:

  • Tableにデータが保存される。
  • Row とColumn

NoSQL:

  • Collectionにデータが保存される
  • DocumentとField

Robo 3T

MongoDBで作成したデータベースを閲覧・編集するのにRobo3Tというデスクトップアプリをインストールした。フロントエンドの開発で使うGUIとかVSCodeぐらいなのでこれが必要なのかと驚いた。

今のところ、格納されているデータを確認したり不要なデータを消したりするぐらいの使いかたしかしていない。

MongoDBとアプリを繋げる

mongodbというMongoDB公式のドライバー/npmパッケージを利用してサーバーとデータベースを接続し、データの操作を行う。しかしこれらの操作は後述するMongooseというライブラリに置き換えられるのでほとんど使わないのだが、記録として残しておきたい。

app.js
const mongodb = require("mongodb");

const MongoClient = mongodb.MongoClient;
const connectionUrl = "URL;
const databaseName = "Data-name";

// サーバーに接続する
MongoClient.connect(
  connectionUrl,
  { useNewUrlParser: true },
  (error, client) => {
    if (error) {
      return console.log("Unable to connect to database!");
    }
// データーベースに接続する
    const db = client.db(databaseName);
	//データを追加する
    db.collection("users").insertOne({
      name: "Test",
      value: 125,
    });
  }
);

データ操作

データを追加するとMongoDBが自動でObjectIDというプロパティを追加する。これを利用してドキュメントを取り出すことができるのだが、このIDはストリングでは無いのでそのまま入力してもうまく機能しない。

app.js
  db.collection("users").findOne(
   { _id: new ObjectID("6012afe570c0d822118e1518") },
	// ここでただidを入力しても機能しない
    //{ _id: "6012afe570c0d822118e1518" },
  • データを更新する時

データを更新する時も、operatorというものを途中に挿入しないといけない。MongoDBをそのまま利用するとこのような面倒臭い処理があるのでMongooseを利用するらしい。だいたいの場合はsetというオペレーターで済むらしいが。

app.js
db.collection("tasks")
      .updateMany(
        {
          completed: false,
        },
        {
          $set: {
            completed: true,
          },
        }
      )
      .then((result) => {
        console.log(result);
      })
      .catch((error) => {
        console.log(error);
      });
  }

Mongoose

MongooseはMongoDBを操作するためのnpmパッケージだ。MongoDBに様々な入力設定をすることができる。今回はuserとtaskという二つのモデルを作成した。

  • MongoDBのポート&コレクションに接続。第2引数でオプションを設定する。
app.js
const mongoose = require('mongoose')
mongoose.connect('mongodb://127.0.0.1:27017/task-manager', { useNewUrlParser: true,
useCreateIndex: true
})
  • モデルの作成
app.js
const User = mongoose.model('User', { 
	name: {
        type: String
    	},
 	age: {
        type: Number
} })

このようにプロパティの型を定義することでそれ以外のデータを受け取った時にエラーを投げてくれる。

  • インスタンスの作成

    app.js
    const me = new User({ name: 'Totoro',
    age: 8 })

    モデルをもとにしてインスタンスを作成することができる。

  • インスタンスを保存する

    app.js
    me.save().then(() => { console.log(me)
    }).catch((error) => { console.log('Error!', error)
    })

REST API

Representational State Transferの略。データベースを操作するAPIらしい。 同じAPIでもGooglemap APIなどといった具体的なアプリケーションではなく設計思想だ。

データ操作の種類総称としてCRUDと言うものがあり、それぞれの以下の操作の頭文字をとっている。

  • Create
  • Read
  • Update
  • Delete

そしてそれらの操作とURLを紐づける時、例えば

http://test.com/user1/create
http://test.com/user1/read/
http://test.com/user1/Update/
http://test.com/user1/Delete/

とすることができる。しかしこれはRESTの思想と相反するらしい。 REST主張としては、URLはあくまで「どのようなリソースを扱っているのか」に限るべきなのだ。 だからこれらは全て

http://test.com/user1

と表示して、それぞれの操作はhttpのリクエストメソッドで峻別すれば良い。これだけがRESTの定義ではなく他にもいろいろあるが今回はこれぐらいで…。

Mongooseを使ったCRUD操作

httpのメソッドはそれぞれ

Create => post
Read => Get
Update => Patch
Delete => Delete

となる。

また、httpリクエストの管理するツールにはPostmanを利用した。便利

  • POSTメソッドデ新しいユーザーを作成する。
app.js
//Jsonでデータを受け取るため
app.use(express.json())
//新しいユーザーインスタンスの追加
app.post('/users', (req, res) => {
const user = new User(req.body)
user.save().then(() => { res.send(user)
}).catch((e) => { res.status(400).send(e)
}) })
  • async/awaitでより読みやすく書くことができる。

    app.js
    app.post("/users", async (req, res) => {
    const user = new User(req.body);
    try {
    await user.save();
    res.status(201).send(user);
    } catch (e) {
    res.status(400).send(e);
    }
    });

まとめ

Web開発なのにほとんどブラウザを使うことがなかった。チュートリアルを進めていて、特に難しいと思ったことは無いのだが、それは敷かれたレールの上を進んでいるだけであって、自分で設計するとなるとかなり難しくなりそう。最近はプログラミングの難しさはコーディングより設計なのでは、と思っている。

参考

Qitta:0からREST APIについて調べてみた REST (API)が理解できないのでまとめてみる

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